コア返却とは?リビルト部品の返却期限・返送手順・返さないとどうなるかを整備工場向けに解説
コア返却とは、リビルト部品に交換したあと取り外した古い部品(コア)を再生の原料として返送することで、リビルト品の価格は返却が前提です。NEXTPARTSでは発送日から2週間以内に同梱の送り状で返送いただき、未返却はコア代(メーカー請求額+1,100円)を請求します。返送手順とよくある失敗をまとめました。
「リビルトのオルタネーターに交換したが、外した古い部品はどうすればよいのか」「コア返却の期限を過ぎてしまったらどうなるのか」。リビルト部品を初めて仕入れる整備工場や中古車販売店から、コア返却についての質問をよくいただきます。
結論から言うと、コアとは車両から取り外した古い部品のことで、リビルトメーカーが次のリビルト品を作るための再生原料です。リビルト品の価格はコアが返ってくることを前提に決まっており、返却しない場合は別途コア代がかかります。この記事では、コア返却が必要な理由、NEXTPARTSの返却ルール、返送の手順、よくある失敗、コアが出せないときの考え方をまとめます。
コア返却とは
リビルト品は、使用済みの部品を分解・洗浄し、消耗部品を新品に交換・検査して再生した保証付きの部品です。ハウジングやシャフトのように再利用できる部分は、使用済み部品から取っています。つまり、使用済み部品が集まらなければ次のリビルト品は作れません。
そこでリビルト品の取引では、「新しいリビルト品を受け取る代わりに、取り外した古い部品をメーカーへ戻す」という循環が前提になっています。この戻す古い部品を「コア」と呼び、返す行為を「コア返却」と呼びます。リビルト品の価格が純正新品より抑えられているのは、この循環の中でコアの価値があらかじめ織り込まれているためです。
優良新品(社外新品)は新たに製造された部品なので、コア返却はありません。新品・リビルト・中古の違いは新品・リビルト・中古部品の違いで解説しています。
NEXTPARTSのコア返却ルール
NEXTPARTSでリビルト品を購入した場合の条件は次のとおりです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 返却期限 | 商品の発送日から2週間以内 |
| 返送方法 | 商品に同梱する返送用送り状を使って発送 |
| 未返却の場合 | コア代(メーカー請求額+1,100円)をご請求 |
| コアの状態 | 分解されていない・欠品がない・著しい破損がないこと |
| 対象 | リビルト品のみ。優良新品はコア返却不要 |
期限の起算日は「取付日」や「到着日」ではなく発送日です。車両の入庫が遅れて取付が先になる場合は、期限が思ったより早く来る点に注意してください。
また、コア代の「メーカー請求額」は部品や品番によって異なります。返却が難しくなりそうな場合は、見積の段階でご相談ください。
コアの状態の条件は、そのコアがリビルトの原料として使えるかどうかの基準です。分解されて内部の部品が失われていたり、事故で本体が割れていたりすると原料にならないため、返却があってもコア代の対象になることがあります。
返送の手順
1. 取り外したコアをそのまま保管する
交換作業で取り外した古い部品は、分解せずにそのまま保管します。プーリーやブラケットなど、新しい部品に移植した付属品を除き、本体は元の状態を保ってください。「どうせ壊れているから」と分解して原因を調べると、条件を満たさなくなります。
2. 液抜きと清掃
パワーステアリングポンプやステアリングギアボックスのようにフルードが残る部品は、一般に配管口を塞ぎ、輸送中に漏れないよう処置してから梱包します。エアコンコンプレッサーはオイルが出ないよう口を塞ぎます。外側の汚れは軽く拭き取る程度で構いません。
3. 梱包
リビルト品が届いた箱と緩衝材をそのまま再利用するのがもっとも確実です。コアは新しい部品とほぼ同じ形・重さなので、届いた箱にそのまま収まります。箱を捨ててしまった場合は、同程度の強度の箱に緩衝材を入れ、輸送中に動かないように梱包してください。
エンジンのような大型・重量物のコアは、届いたときと同じように木枠やパレットに固定し、集荷に荷積みの設備が必要かどうかを運送会社と事前に確認しておくと、当日の引き取りができないといった手戻りを防げます。
4. 同梱の送り状で発送
商品に同梱している返送用送り状を貼り、運送会社に集荷を依頼するか営業所に持ち込みます。送り状には返送先が印字されているので、宛先を書く必要はありません。
よくある失敗
- 期限切れ: 車両の入庫待ちで取付が遅れ、気づいたら2週間を過ぎていた。発送日から数えて余裕を持って返送する
- 別の部品を送ってしまった: 同時期に複数の部品を交換し、違う部品のコアを送った。品番と部品名を確認してから梱包する
- 分解して送った: 故障原因を調べるために分解し、内部の部品が揃わなくなった。コアは分解しない
- 箱を捨てた: 届いた箱と送り状を作業中に処分してしまった。取付が終わるまでは箱と送り状を保管する
- 付属品を付けたまま送った: 移植すべきプーリーやセンサーをコアに付けたまま返送した。返送前に新しい部品側に必要な付属品を確認する
オルタネーターやセルモーターのように交換頻度の高い部品ほど、複数の車両分をまとめて扱う場面が増えます。コアに注文番号を書いたメモを添えておくと、送り違いを防げます。
コアが出せないときの考え方
事故車で本体が大きく破損している、以前の修理で部品が欠品している、廃車から降ろした部品で元の部品がない、といった場合はコア返却の条件を満たせないことがあります。
このときは、次の2つを比べて判断します。
- リビルト品+コア代: リビルト品の価格に、コア代(メーカー請求額+1,100円)を加えた額
- 優良新品: コア返却が不要な社外新品の価格
ラジエーターやコンデンサーのように優良新品が主流の部品もあれば、オルタネーターやセルモーターのようにリビルトが主流の部品もあります。見積の時点で「コアが出せない可能性がある」と分かっていれば、車台番号から依頼の備考にその旨をお書きいただければ、選択肢を含めてご案内します。
まとめ
コア返却は、リビルト部品の循環を支える仕組みであり、リビルト品の価格の前提です。NEXTPARTSでは発送日から2週間以内に、同梱の送り状で返送いただきます。未返却の場合はコア代(メーカー請求額+1,100円)をご請求します。分解しない・箱と送り状を捨てない・期限は発送日起算の3点を押さえておけば、ほとんどの失敗は防げます。
リビルト品の価格と適合車種は品番検索でご確認ください。会員登録はこちらから無料でできます。
関連記事: リビルト部品の寿命と保証はどこまで?/リビルト部品はどこで買う?/新品・リビルト・中古部品の違い/リビルトのオルタネーターとは
よくある質問
コア返却とは何ですか?
リビルト部品に交換したあと、車両から取り外した古い部品(コア)を返送することです。コアはリビルトメーカーが次のリビルト品を作るための再生原料で、リビルト品の価格はコアが返ってくることを前提に決まっています。優良新品(社外新品)にはコア返却はありません。
コアを返さないとどうなりますか?
NEXTPARTSでは、発送日から2週間以内に返却がない場合、コア代としてメーカー請求額+1,100円をご請求します。分解されている、欠品がある、著しく破損しているコアも再生の原料にならないため、コア代の対象になることがあります。
コア返却の期限はいつまでですか?
商品の発送日から2週間以内です。到着日や取付日ではなく発送日が起算日なので、車両の入庫待ちで取付が遅れる場合は期限に注意してください。
返送の送料は誰が負担しますか?
商品に返送用の送り状を同梱しています。その送り状を貼って発送していただければ、宛先を書く必要はありません。届いた箱と緩衝材をそのまま再利用して梱包するのが確実です。
事故車などでコアが出せないときはどうすればよいですか?
本体が大きく破損している場合や元の部品がない場合は、リビルト品の価格にコア代を加えた額と、コア返却が不要な優良新品の価格を比べて判断します。見積の段階で「コアが出せない可能性がある」と車台番号から依頼の備考にお書きいただければ、選択肢を含めてご案内します。
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